マウスのWN892は8.9型液晶を搭載したWindows 10搭載のタブレットパソコンです。タブレット端末としてより一般的と思われる10型クラスではなく、一回り小さなサイズの8.9型液晶を採用したところがこの製品の肝になると思います。
そういった部分も含め、今回はマウスのタブレットパソコンWN892をご紹介します。
コンパクトで軽い本体
WN892は本体の重量が400gを割る、約383gとなっています。10型クラスの液晶を搭載するタブレット端末は500g〜の重量を持つ製品が多く、WN892はそういった製品よりもぐっと軽い本体重量を実現しています。またセットされる着脱式のカバー兼用のキーボードを接続した状態でも約685gと、最軽量のモバイルノートパソコンよりも持って違いが分かるレベルの軽さの違いを実現しています。
持ち運ぶ際のカバンへの収まりも良く、機動性はとても高いパソコンになっています。
また、この機種は横幅方向の額縁部分がかなり狭く、成人男性の手ならばギリギリ片手で保持が出来るぐらいの大きさを実現しています。こういったところの取り扱いの楽さもうれしい部分と言えるでしょう。
ただ、タブレット端末は画面がタッチ対応となっているために、タッチに反応しない額縁部分が存在する必要があるのもまた事実です。WN892では画面を縦に利用する際には、本体の持ち方は一部限定されることになると思います。
新世代のATOMをCPUに採用
この機種もCPUは新世代のATOMである、ATOM x5-Z8300に切り替わっています。この世代のATOMでは、CPUのチップを作り上げる配線などのピッチがより微細化したおかげで消費電力/発熱がより穏やかになり、その部分の余裕を画像処理のプロセッサの性能に回すことで、グラフィック性能が大幅に向上しています。
WN892では外部に映像を出力できるマイクロHDMIコネクタも搭載していますので、大画面TVに接続して大きな画面で様々なコンテンツを楽しむことも可能です。
Office 365サービス利用権付属
この製品には、マイクロソフトの各種クラウドサービスやOffice製品の付加サービスが利用できる、Office 365サービスの1年間の利用権が付属しています。このサービスにはOneDriveの1TBの追加容量なども含まれていますので、内蔵SSDの容量の少ないタブレット端末にはとてもありがたいサービスとなっています。
ビジネスユースにも
本体の性能としては他社製品とよく似たスペックで横並びといった感がありますが、Office 365サービス利用権の付属などで、より本格的にWindowsタブレットを活用するユーザ向けのパッケージになっていると言えそうです。その分若干価格は高めになっていますが、Office 365サービスの利用権と専用キーボードの価格を考えるとトータルではむしろお得なお値段とも言えます。
内蔵SSDの容量の限られる低価格のタブレット端末では、クラウドストレージなどの活用がほぼ必須になります。ですので、そういったサービスをしっかり使うことがあらかじめ分かっている方は、この製品を検討する価値は十分にあるでしょう。
