今回は、ディスプレイを販売しているアメリカのディスプレイメーカー「View Sonic」から、ディスプレイモニターのレビュー依頼があったので、View SonicのフルHDディスプレイ「VP2468」を紹介したいと思います。
目次
「View Sonic」とは?
日本では、View Sonicという名前はあまり聞き慣れないかもしれませんが、View Sonicは、1987年にアメリカのカルフォルニアで設立され30年以上の歴史がある企業です。また、100カ国以上で製品を販売しているビジュアルディスプレイメーカーです。
View Sonicは、「See the Difference」をブランドスローガンとしていて、ユーザーの期待を裏切るような素敵な体験をすることができる製品を作ることを目的にしています。
また、View Sonicは世界で3000を超える賞の受賞歴があり、アメリカで有名なPC関連雑誌の「PC Magazine」が開催するPCMag Readers’ Choice Award 2016で、製品の満足度、画質、使いやすさ、信頼性、推奨度などのユーザー総合評価で液晶ディスプレイブランドNo.1を受賞しています。
アメリカや海外ではとても信頼を得ている企業だということがわかりますね。
View Sonicのカラーマネジメントディスプレイ「VP2468」
では、早速View Sonicのカラーマネジメントの「VP2468」を紹介したいと思います。
「VP4268」は23.8型のフルHDディスプレイです。
View Sonicの製品の中でも上位モデルになっていて、カラーマネジメントやハードウェアキャリブレーションに対応しています。
価格は3万円前後程度とのことで、このクラスのディスプレイではとても安価で購入することが出来ます。
ハードウェアキャリブレーションに対応
このハードウェアキャリブレーション機能は、カラーマネージメントメーカー「X-Rite」と共同開発をしており、X-Rite製のキャリブレーションツール「i1 Display Pro」や「i1 Pro 2」シリーズにも対応しています。それなのにもかかわらず他のモニターに比べると安価な価格設定になっているので、プロから一般の用途まで幅広く対応できる製品になっています。
23.8型フルHDの実力
液晶は1,920×1,080ドット表示対応の23.8型。駆動方式はIPSです。
また、視野角が178度もあるため横から液晶を覗いても、色の違いはほとんど感じられませんでした。
液晶表面はアンチグレア処理がされているため、照明の映り込みも少なかったです。
しかも、sRGBカバー率は99%、色差(ΔE)は2未満となっていて、正確な色を表示することが出来ます。
なので、カメラマンやデザイナーでも問題なく使用することが出来ると思います。
また、モードを変えることにより、EBUやSMPTE-C、REV709、DICOM SIMなどに切り替えることも出来ます。
バックライトはLEDで輝度ムラも少なかったです。
液晶の応答速度は標準で14ms、オーバードライブ時は5msになります。
ゲーミングディスプレイと比べると応答速度は遅いですが、性能を確かめるために車のレース動画を見たときには残像などは気になりませんでした。
入力端子も充実

映像入力端子は、DisplayPort 1.2×1、Mini DisplayPort 1.2×1、HDMI 1.4×2の系4つ、ヘッドフォン出力端子、USB3.0ハブが4つも付いていてデバイスの充電も行うことが出来ます。
スタイリッシュなスタンド

シルバーとブラックでスタイリッシュな印象を受ける高性能スタンド。

高さは130mmでチルト角度は下に5度、上に21度で調整することが出来ます。
左右には60度回すことが出来ます。

また、ピポットにも対応しているため液晶の向きを縦にも簡単に変えることが出来ます。
更に向きの自動検知機能も備えているので液晶を回転させると自動で表示を切り替えてくれます。
ベゼル幅5.8mmのフレームレスな液晶
VP2468は液晶の縁が5.8mmと細く設計されているため数台のモニターを並べて設置してもシームレスな視覚体験をすることが出来ます。また、専用ソフトにより複数液晶の設定も簡単です。
次ページで使用感をレビューしていきます!!