高性能ノートパソコン並みのパワーを持つタブレットPC
マイクロソフトが自らパソコンの製造販売に乗り出した機種の直系となるのが、Surface Pro 4です。
タブレット型パソコンとしては恐らく最高クラスのお値段がつきますが、その分非常に高性能で本体の作りも素晴らしい出来となっています。
今現在、マイクロソフトが考えるパソコンの理想型の一つがこのシリーズなのかもしれません。
高性能ノートパソコンそのものの中身
Surface Pro 4では、現行の高性能ノートパソコンに使われる第6世代のCoreプロセッサ、大容量のメインメモリ、超高速のSSDなどを搭載して、スペック上全く抜かりのない構成になっています。
まさに、高性能なノートパソコンそのものをタブレット型の筐体に押し込んでいます。
使っているパーツが高性能ゆえに、一つ前の世代のSurface Pro 3ではCPUの発熱を処理しきれず、長時間連続して重たい処理を動かし続けると、CPUを保護するために自動的に処理速度が落ちる状況が発生しやすくなっていました。
ですがSurface Pro 4では冷却機構を大幅に改善して、重たい処理を動かし続けても性能を保てるような改良が行なわれています。
第6世代のCoreプロセッサ自体も性能を引き上げつつ、発熱/消費電力が抑えられていますのでこの傾向をさらに後押ししています。
そういった地道な改良のおかげもあって、Surface Pro 4は高性能なノートパソコンに引けを取らない性能を発揮します。
大きく美しい表示の液晶
Surface Pro 4では12.3型で2736ドット x 1824ドットの高解像度の液晶を搭載しています。
こちらも他のSurfaceシリーズと同様に、とても美しい画面表示を実現しています。
もちろん画面はタッチパネル対応で、付属のSurfaceペンを使った入力にも対応します。
Surfaceペンはとても視差(ペン先の見た目と実際にタッチしたと判断される位置のズレ)が小さく、反応もとてもいいものに仕上がっています。また筆圧も感知しますが、そちらの反応もなめらかでスムーズです。
もちろん指でのタッチ操作にもとてもスムーズに反応してくれます。
ソリッドで高品質な本体
本体はとってもかっちりとした仕上がりでしっかりと高級感が感じられます。
Surface Pro 4は高価なパソコンですからこの部分は当たり前のことかもしれませんが、きちんとお値段なりの質感を実現しています。
タブレット型の筐体を自立させるための独自のキックスタンドもとても便利です。無段階に角度を調節できる仕組みになっていますが、希望の角度でしっかりと止まるのに、角度調節がとてもスムーズに行えるようになっています。
タイプカバーのキーボードのスイッチにもかなり品質の良いものが使われていて、タイプカバーの併用でノートパソコンとほとんど同じ使用感も実現できます。
問題はお値段?
Surface Pro 4自体の出来は素晴らしく、性能も従来のタブレット端末のイメージとはかなり異なる水準です。純粋に作りとお値段を天秤にかけると、しっかりと釣り合うだけのものは間違いなくあると思います。
ただ、やっぱり絶対値で見るとお値段はかなり高価です。タイプカバーを付けた状態でその他のノートパソコンと比較しても、かなり高価な機種になります。
そのお値段をどう見るかがこの機種を手に入れる上での敷居になっているのかもしれません。
それぞれのスペックと価格はコチラから見ることが出来ます。(注:Amazonのページにジャンプします)