低価格でそれなりのスペック、実際に購入しやすいモデル
マイクロソフトが現在販売しているタブレット型パソコンには、高性能機のSurface Pro 4とメインストリームクラスと言えそうなSurface 3があります。
Surface Pro 4は今の一般的な高性能ノートパソコンの中身をタブレット型の筐体に押し込んだようなかたちで、スペック表通りの素晴らしい性能を発揮します。ただ、その分お値段も高くなっています。
これに対してSurface 3はあちこち控えめなスペックながら、比較的購入しやすいプライスタグと、とても実用的な実性能を実現しています。
CPUに最新のATOMプロセッサを搭載
昔のATOMプロセッサのイメージを覚えてらっしゃる方は、Surface 3がCPUにATOMを搭載、という部分だけで購入をためらわれる方もいるかもしれません。ですが、今の最新のATOMシリーズのCPUは、かつてのATOMとはまるで別物の性能を持っています。
とても省電力で発熱も少なく、一般的なオフィスソフトの利用やWeb閲覧、ネット動画の視聴などは楽々こなします。Windows 10自体の動作もとてもスムーズで、ごく当たり前のように「サクサク」動作します。
また、最新のATOMではCPUに統合されているGPU(画面描画用のプロセッサ)の性能も大幅に改善されていますので、解像度を落とすと、画面の描画があまり重くないものであれば、3Dもののゲームも動かせてしまいます。実際、Surface 3でドラクエXのベンチマークを動かすと、かなりのスコアを叩き出します。
キレイな液晶表示
この点はSurfaceシリーズ共通の美点だと思うのですが、Surface 3でも液晶の表示がとてもキレイです。ほぼ10型の液晶パネルに1920 x 1280の高密度なドットを詰め込んでいますので、とても緻密で美しい表示が行えます。
ただ、10型と液晶の実サイズが小さいのでSurface 3を問題なく使えるかどうかは、使われる方の視力との相談、という部分は出てきます。
タイプカバーを使うとノートパソコン的にも
Surface 3もオプションのタイプカバーを使うと、ノートパソコン的に利用することが出来ます。
タイプカバーの構造上やむを得ない部分ですが、タイプする際には少しキーボードのベースがたわみます。また、キーボードに傾きを付けた状態で使うと下に空間が出来るせいか、打鍵音は若干キレの良くない音になりがちです。
ですが実際のタイプ感はかなり良く、モバイルパソコンサイズのキーボードとしてはキーピッチも広めのため、長文の入力も楽々こなせる仕上がりになっています。
長時間のバッテリー駆動も可能
上位機種であるSurface Pro 4は性能が高い分、バッテリーの持ち時間に若干不安があって、丸一日ACアダプタのないところで使うのはちょっと苦しいのですが、Surface 3のほうは、液晶の明るさを抑えめにすれば、外出先で8時間程度の作業であれば普通にこなせそうなバッテリーの持ちになっています。
省電力ですので本体は冷却用のファンがなく無音で動作しますし、本体が熱くなることもありません。
隠れたお勧め機種
パソコンで行なう作業が、Webでの調べ物やネット動画の視聴、Wordで文章を作ったりExcelのシートのメンテナンスといった軽作業がメインでしたら、Surface 3は購入の際の検討の対象に上げて良い機種です。
液晶の実サイズの小ささがありますので使う方の目と相談していただく必要はありますが、バッテリーでの駆動時間も長く、消費電力も少ない、とてもバランスの良い機種に仕上がっています。
それぞれのモデルの詳しいスペックや価格はコチラから見ることが出来ます。
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