マイクロソフトか、らいよいよ噂の液晶一体型デスクトップPC「Surface Studio」が登場します。
非常にスタイリッシュかつハイスペックなPCで、価格面からもスペックからもプロユースを強く意識したマシンになっています。
今回は改めてマイクロソフトの本機を感じる、Surface Studioをご紹介します。
スペック
Surface Studioで最も注目が集まる点は、やはりその高解像度ディスプレイでしょう。28型画面で、4,500 x 3,000ドットもの高解像度を実現しています。ずっとマイクロソフトがこだわっている、縦横比3:2の解像度のディスプレイを継承する形で搭載してきました。
この解像度になると、流行の兆しを見せつつある4Kテレビの解像度3,840 x 2,160ドットを大きく超え、画素数は1.6倍以上を実現しています。
また、画素密度もデスクトップパソコンとしては異例に高く、192dpiにも達します。
色再現幅も非常に広く、プロ向けの色空間と一般的にパソコンで使われるsRGBの色のモードを、簡単に切り替えられる仕組みも搭載しています。
もちろんタッチパネルも搭載していて、10点のマルチタッチに対応。タッチパネルを搭載しながら、液晶部分は12.5mmの薄さも実現しています。
CPUには第6世代のCoreプロセッサのうち、高性能ノートPC向けのHプロセッサを搭載。クアッドコア構成のCPUとなっています。
今、少しずつ第7世代のCoreプロセッサの出荷も始まっていますが、まだこちらにはクアッドコアCPUがなく、第7世代のCoreプロセッサでクアッドコア製品を待つと2017年春まで製品が世に出ないことになります。
Coreプロセッサの第6世代と第7世代とでは、性能・機能面には大きな違いがないこともあって、マイクロソフトは第6世代のCoreプロセッサを選ぶ選択をしたのでしょう。
また、超高解像度ディスプレイを搭載したこともあってか、かなり高性能な独立GPUも搭載しています。NVIDIAのGeForce GTX 965Mまたは980Mを選択可能です。
メインメモリは8GB〜32GB、ストレージはSSDとHDDからなるハイブリッドドライブで、1TBまたは2TBを選択できます。
インタフェースもほぼフル装備。最新の無線LANから、DisplayPortの外部映像出力まで、考えられるほぼすべてのインタフェースを備えています。
独創的なスタンド(ヒンジ)搭載
使い勝手の上で大きく貢献しそうなのが、マイクロソフトが「ゼログラビティヒンジ」と名付けた、非常にフレキシブルに動くスタンド機構です。ちなみに、マイクロソフトは少し前にこの機構の特許を出願したことから、その時点でこの形のデスクトップPCを発売することは予想されていました。
このヒンジは指1本で非常に軽く画面をチルトさせることができ、一番寝かせた場合には、机の面から20度の角度にまで画面を倒すことができます。
Surface Penにももちろん対応していますから、画面を倒した状態でペン入力によるイラスト作成なども考慮した機構と言えるでしょう。
価格はさすがに高価ながら
価格はCPUがCore i5、メモリが8GB、ストレージが1TBのエントリーモデルでも、2,999ドルとかなり高価なパソコンになっています。CPUをCore i7に、メモリを32GB、ストレージを2TBとしたハイエンド構成では、4,199ドルにもなる高級機です。
既にアメリカのマイクロソフト ストアでは予約が開始されています。アメリカ国内での出荷は、12月中旬からの予定です。
これだけ高価なマシンですがアメリカでは非常に多くの予約が入って、既に今から予約を行っても年内の入手はまず不可能な状況になっているようです。ここまでに発売されているSurfaceシリーズの出来から、Surface Studioも間違いのないPCだという安心感があるのかもしれません。
また、Surface Studioと同時に発表された新デバイス、Surface Dialとのコンビネーションによる作業効率の向上に期待する向きもあるのかもしれません。
Surface Bookなどでも日本への投入はかなり後回しになった感がありましたが、残念ながらSurface Studioでもその状況は繰り返されることになりそうです。
コメント
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