ちょっと大きめのスマートフォン、ファブレットと呼ばれるサイズに相当しそうな超小型のパソコンが、クラウドファンディングから生まれてきそうです。
機種名は「Ockel Sirius A」。INDIEGOGOで資金集めを行っています。
くさび形で厚くなった側は少し厚みがありますが、まさにスマホ的なサイズを実現する超小型マシンです。
今回は非常にユニークなWindows 10パソコン「Ockel Sirius A」をご紹介します。
スペック
まずは「Ockel Sirius A」のスペックから。CPUには今あるATOMシリーズのハイエンド、ATOM x7-Z8750を搭載しています。CPU部は定格1.6GHz駆動で、ターボ時最高2.4GHzまでクロックが上昇します。
統合GPUには第8世代のインテル製GPUが使われ、3Dの演算を行う実行ユニット(EU)数は16個。他のGPUと揃えた数え方にすると64SP相当ぐらいの能力になります。
メインメモリは4GB、ストレージは64GBと、Windows 10を一通り動かすのに十分な量を確保しています。
マイクロSDXCスロット、IEEE802.11ac対応の無線LAN Bluetooth、USB3.0を2つType-C形状のUSBコネクタを1つ、映像出力としてHDMIにDisplayPortまで搭載。さらに有線LANポートまで備える、ほぼフルスペックと言っていいインタフェースも搭載しています。
また、3,000mAhのバッテリーを搭載して、4時間のバッテリー駆動が可能です。
さらにフルHD解像度の6型液晶パネルまで搭載して、ほぼ本機のみでの動作まで可能にしています。
本体の大きさは150m x 85mm x 6〜20mmとなっています。
資金は既に調達済み
当初10万ドルを集める目的でクラウドファンディングに登録を行ったようですが、11月2日現在、既に38万ドル以上を集め、目標額の4倍に迫る勢いです。このためこの製品の出荷は確実に行われることになるでしょう。
現在「Ockel Sirius A」のほうは549ドルで購入が可能になっています。