実は著者は酷い睡眠障害の経験者です。
完全に昼夜が逆転した生活になり、全く朝起きることが出来なくなりました。そこまでいかなくても一度睡眠のリズムが崩れてしまうと、通常の生活を送るのはとても辛くなりますよね。
そんな方たちにもしかしたら朗報となるかもしれない新方式の目覚まし時計が、光で起こす目覚まし時計「inti」です。
身体のリズムリセットに有効な明るい光
睡眠障がいの方に多くの場合勧められるのが、頑張って午前中や起きてから、早い時間のうちに散歩などに出かけて太陽の光を浴びることです。ある一定以上に強い光には、身体のリズムをリセットしてくれる機能があります。病院での治療にもかなり強力な光を出す器具を使った治療が行なわれるケースもあります。
自然のリズムの太陽の光で実際に起きる時間の前から、少しずつ明るさが増していく中で自然に覚醒すると、目覚めが良くなるとも言われています。
intiはこの人間の身体の強い光に対する反応を利用する目覚まし時計で、一般的な目覚まし時計の大きな音での覚醒ではなく、強い光を使ったより自然な目覚めを狙う製品です。
光源から30cmで3,500ルクスの強力な光
initシリーズの最新作inti SQUAREでは発光特性を調節することで、先代の機種よりも光がより遠くまで届くよう工夫がされています。光源から30cmの距離で先代を超える3,500ルクスのかなり強力な光を出せる作りになっています。
光による身体の反応で体内時計のリセットをかけるには、最低2,500ルクスの照度が必要との研究もあります。通常の家庭用照明器具ではこの明るさには全然足りず、光による身体の覚醒を狙うには専用の機器が必要になるのが普通です。
ちなみに、店内がかなり明るい設定になっているコンビニでも、明るさは1,500ルクス程度とされていてまだ明るさが足りません。
ただ、それでも光による刺激は受けますので睡眠のリズムの崩れを自覚する方は、夜遅くにコンビニには立ち寄らない方がいいとされています。
サイズは意外と小さい
強力なLEDを使っているとは言えかなり強い光を出せる機器ですから、intiはある程度大きさのある製品なのかと思ったのですが、実は高さはiPhoneよりも小さなぐらいの、今の目覚まし時計としてはごく一般的なサイズにまとまっています。そのサイズから強力な光が出る訳ですので、LED照明特有のまぶしさとも相まって、光源の直視は避けた方が良い製品です。紹介ページでもその注意書きがあります。
また、時計機能自体は電波時計にはなっていませんので、使い続けると多少の時刻の誤差は出る仕様です。
消費電力は最大15W。LED照明の発光効率を考えると消費電力面からもその明るさが想像できます。
設置には少し工夫が必要?
光で起きる目覚ましとして使うには十分な明るさを感じる必要があると思いますので、布団・ベッド周りへの設置には少し工夫が必要になるかもしれません。inti自体をある程度頭に近い位置に設置しなければならないでしょう。
目が覚めたあと体内時計のリズムを整える目的で利用する際にも、使用する距離を上手く調整しないといけなさそうです。
init SQUAREは税込み26,800円と目覚まし時計として考えると非常に高価ですが、これで睡眠のリズムの調整が出来るならばむしろお買い得な製品になってくれるかもしれません。
ちょっと面倒な規約があるものの、3ヶ月間の全額返金保証制度もありますので、どうしても睡眠のリズムが改善できない方は、一度チャレンジしてみる価値があるかもしれません。
強い光による身体のリズム調整は人により効果がある程度ばらつきますので、お試しの出来るシステムはありがたいと思います。
intiの新型inti4の情報と購入は下のリンクから確認できます。
inti4
