今はインターネット利用をスマートフォンで行う方が多くなっていると思います。このため接続回線も有線の回線よりも、無線技術の携帯電話回線を利用する割合が多くなっています。
携帯回線を利用するインターネット接続サービスにも多くのメリットがありますが、有線の光回線にもまだまだ大きなメリットがあります。そういった部分も含め、今回は光回線を使ったインターネット接続サービスの特徴をご紹介します。
通信速度が速い
光回線の一般的なイメージとしてまず一つ目にあるのがこちらではないでしょうか。データのやりとりをするスピード、通信速度が速い、です
一般的な光回線でも最高100Mbps(毎秒100Mビット)のデータのやりとりが出来る規格になっています。100Mbpsというのは、1秒間にだいたい12MBのデータを送ることが出来るスピードです。また、より高速なプランでは、最高1Gbps=1000Mbpsのサービスもあります。
ただこのスピードは理論的な最大値ですので、実際のデータのやりとりのスピードはここまでは出ません。それでも光回線を使った実効的な通信速度は数十Mbpsを確保できるケースが多く、他の通信手段よりも通信速度が上になるケースがほとんどです。
携帯電話のLTE回線などでは論理的な最高速度では光回線に肩を並べるような数字が出されていますが、実際にはそのスピードが出ることはまずあり得ないと言っても良く、回線がすいているときでも数十Mbps、回線や電波が混雑していると数Mbps程度の速度しか出ないケースが多くなります。
通信が切れにくい
光通信のメリットとしてもう一つ大きなポイントは、いつでも安定した通信を行えることです。
回線が原因で通信が切れてしまうケースは非常にまれで、インターネットにつながらなくなったときには回線そのものよりも、自宅でインターネット接続に利用しているルーターなどの機器を疑った方が良いぐらいの安定性があります。
本当の使い放題
光回線によるインターネット接続サービスは本当の意味でのデータ量使い放題です。一般的なプランであれば毎月完全定額でいくらでもデータ通信を行えます。
このため自宅に有線の回線を持たず、自宅でもインターネットの利用はスマートフォンで携帯回線経由という方のうち、毎月パケット利用料がかさんでいる方や家庭であれば、自宅に光回線を引いて自宅でのインターネット利用はWi-Fiを利用して光回線経由とした方が、むしろ月々の利用料金が下がる可能性もあります。
フレッツ光

NTTが提供する光通信のサービスがフレッツ光です。フレッツ光では、各家庭からNTTのフレッツのネットワークまでをつなぐサービスだけを提供しています。このため、フレッツのネットワークとインターネットをつなぐ仕事をするプロバイダーと契約することが必須になっています。
通信速度が最大200Mbps、1Gbpsのサービスが提供されています。
auひかり

KDDIが提供する光通信サービスです。
こちらの通信速度は最大1Gbpsのサービスのみです。料金面ではフレッツ光を使う場合よりも少しお得になっています。
こちらのサービスはプロバイダから提供される形にはなりますが、実際にはインターネットの接続までKDDIがまかなっているようです。
フレッツ光では基本的には接続用のルータ/モデムという機械の電源を入れ直すと、IPアドレスというインターネット上の住所に当たる数字が変わりますが、au光では、ホームゲートウェイという機械を交換しない限り、同じIPアドレスが毎回割り振られます。
ちょっと難しいお話になりますのでここでは省きますが、IPアドレスが変わらないことにもメリットとデメリットがあります。
利用料金
両方の光通信とも割引を一切使わない状態での月額利用料金は、プロバイダ料金込みで6000円ちょっとになります。どちらにも複数年契約の割引制度があり、こちらを利用することでもう少し安い価格で利用することが出来ます。