デジノス DG-D09IW2はドスパラが販売するWindows 10搭載のタブレットパソコンです。
この製品は、より一般的なタブレットの画面サイズと思われる10型の液晶よりも一回り小さい8.9型の液晶を搭載しています。この部分がこの製品最大の特徴、と言えるかもしれません。
今回はドスパラのWindows タブレット、デジノス DG-D09IW2をご紹介します。
液晶は小さめでも高解像度のものを採用
デジノス DG-D09IW2の液晶は8.9型と少し小さめのものですが、解像度は1920 x 1200ドット(WUXGA)の高解像度のものを採用しています。小さめの液晶画面サイズとも相まって、ドット感の少ないとてもきめ細やかな表示が行えます。この8.9型液晶というのがなかなか絶妙なサイズで、タブレット端末本体も確実に10型液晶搭載機よりも一回りは小さなサイズとなっていて、カバンなどへの収まりはグッと良くなっています。
ただ、画面サイズが小さく高解像度な分、スケーリング100%で表示した文字やアイコンはかなり小さくなってしまいます。このため快適な利用のためには表示の設定を変更して、スケーリングを150%とかそれより大きな比率に設定する必要はあると思います。
このあたりは使う方の視力と、タブレットを使う際の端末と目の距離との兼ね合いも関係してきます。ですので、この製品を購入してみたら何パターンかスケーリングを変えながら、ご自分の使い方にあった文字などの表示サイズを見つけると良いと思います。
高解像度で小さめの液晶を搭載している分、ドットの密度はとても高くなりますので、写真などの表示はとても緻密で美しい表示になるはずです。
CPUには新ATOM搭載
デジノス DG-D09IW2では、CPUには新世代のATOM x5-Z8300を搭載しています。チップを構成するトランジスタのサイズなどがより微細化して、消費電力/発熱が減った上、特にグラフィック性能が大幅に向上しているチップです。性能的にも一般的なパソコンの利用には十分で、Webサイトの閲覧、ネット動画の視聴、軽いゲーム、Officeソフトでの文書の作成などには楽々対応できるパワーがあります。
メインメモリは2GB、内蔵ストレージは32GBと最低限に近いものになっていますので、何もかもをこのパソコンで賄うのは少し厳しいかもしれませんが、手軽に持ち運べるサブ機としてはとても便利な機種になるでしょう。
ケースにもなるキーボードもオプションで
この機種には、ケースと簡易式のスタンドにもなり、一緒に使うことでノートパソコン的な使い勝手を実現できる専用のキーボードも用意されています。完全にキーボードとタブレット本体が合体できる訳ではなくセミハードなタイプのキーボードですので、ノートパソコンのように膝の上に載せて使う、といった使い途にはちょっと厳しい部分もありますが、机の上で使う分にはほぼノートPCと同じ使い勝手になります。
Windows 10タブレットならば最初からOffice Mobileが標準搭載されていますので、Office文書も簡単に扱えます。小回りの利くタブレット寄りの2in1パソコンとして、とても良いバランスのパソコンに仕上がっていると思います。
また価格の方もかなりお手頃で、最初のモバイルパソコンとしてもいい候補になってくれるでしょう。