ERATOはBluetooth接続の完全ワイヤレスイヤフォンApollo 7を開発販売しているメーカーです。
iPhone 7がイヤフォンジャックを廃したりApple自体が完全ワイヤレスのAirPodsを発売したりした関係もあって、完全にケーブルを廃した形のBluetoothイヤフォンが注目を集めています。
そんな中でERATOはApollo 7を非常に早い段階から発売していました。ただ、この製品はこのジャンルのイヤフォンとしては先駆け的存在だったこともあってか、非常に高価な製品となっています。
これに対してMuse5やRio3はより手の出しやすい価格を実現してきました。
今回はERATOのBluetooth接続の完全ワイヤレスイヤフォン2機種をご紹介します。
独自のサラウンド機能を搭載したMuse5

イヤフォンタイプのヘッドフォンを使用する上で気になる人は気になる部分として、再生したときの音の広がりが狭めで、頭の芯に狭くギュッと密集したような音の空間となりやすい表現があります。
多くのカナル型のイヤフォンではこのような、オーバーヘッド型、特にオープンエア型のヘッドフォンや、スピーカーでの音の再生空間とはかなり異なる音の表現になります。
この頭の芯に音が定位する聞こえ方があまり好きではないユーザーもいることでしょう。
Muse5ではこういった音の表現を改善する目的もあって、独自の「ERATOSURROUND」機能を搭載してきました。
完全ワイヤレスのイヤフォンを実現するためには、小さなイヤフォンの筐体の中に様々な電子回路、バッテリーなども搭載する必要があります。
そんなスペースの厳しい制約がある中でも、プラスアルファの機能としてサラウンドを実現するための専用DSPまで搭載しています。
耳へのフィット感を向上させたイヤーピース
特許取得の独自の「FitSealシリコンスリーブ」と呼ばれる構造を採用することで、耳穴、耳殻へのフィット感を向上させています。これにより運動などで大きく体を動かしてもイヤフォンがズレにくくなっていることに加え、遮音性も大きく向上しています。
IPX5準拠の防水性能
スポーツで汗をかくことなども考慮して、Muse5でもIPX5相当の防水性能を持たせています。Muse5を使いながらの運動の最中に軽く雨に降られても大丈夫です。
また、内蔵バッテリーはリチウムイオンの100mAhのものが使われていて、最大4時間連続で音楽を聞くことが可能です。
スマートフォンの通話用のマイクも備えていて、通話であれば7時間の連続使用が可能になっています。
このタイプのイヤフォンの常になりつつありますが、キャリングケースにはもちろんバッテリーを内蔵。イヤフォン本体をキャリングケースに戻すことでイヤフォン側を充電できます。