パソコンやスマートフォンの周辺機器やサプライ用品を数多く取り扱っているサンワサプライから、iOS機器向けのBluetoothのモバイルキーボードが登場しました。
2つ折りが可能でたたむとかなり薄型。持ち運びにもとても便利です。
今回はサンワサプライの折りたたみ式Bluetoothキーボード、400-SKB051をご紹介します。
薄型で軽量
このキーボードは一般的なメーカーから販売されるモバイルキーボードとしては、非常に薄く軽いサイズを実現しているところが第一の特徴です。折りたたむと長さはiPhone 7 Plus程度、厚さは11.6mm、重さは170gとかなりコンパクトです。
タイピングの快適さにも配慮
通常こういったモバイルキーボードではキータッチにあまり配慮がない製品もある中、400-SKB051はキースイッチにノートパソコンと同等の「パンタグラフタイプ」のスイッチを採用しています。これにより、キートップのブレの少ない節度あるタイプ感を実現します。
キーストロークはやや短めの1.6mmとなりますが、それでもモバイル製品の中ではしっかりした押しごこちが得られます。むしろ最近の薄型ノートパソコンよりも十分なストロークがあるとも言えます。
またキーピッチはフルサイズと言われる19mmを実現。デスクトップパソコンや据え置き向きのノートパソコンのキーボードと同レベルを実現しています。むしろキーを小さくしたモバイルノートパソコンよりも打ちやすいキーボードになっているかもしれません。
キー配列は右手の守備範囲と左手の守備範囲のキーとで、配列をV字型に開いた配置を行っています。これによりタイプ時に手首を真っ直ぐにしたかたちに近い姿勢での使用を可能にしています。
この部分は一般的なキーボードの弱点で、人によっては疲労の一因ともなります。
400-SKB051ではこの部分では一般的なキーボードよりも手首の負担を減らすことができます。キースイッチの良さとも合わせ、長時間のタイピングにも耐える作りです。
キー配列はASCII配列の英語キーボードで、日本語入力の際にかな直接入力を行うユーザには若干辛い仕様かもしれません。
また、コマンドキー、オプションキーを持つiOS機器などに適したキー配列になっています。
気の利いたケース付き
この製品には、キーボードをたたんだ状態で収納できるケースが付属しています。このケースがなかなかの優れもので、タブレットやスマートフォンの簡易スタンドになる仕組みが組み込まれています。立てる角度の調節が出来るような仕組みになっていて、日本のメーカーらしい細やかな気遣いです。
また、この製品にはメインスイッチがありません。
キーボードを開くとスイッチON、閉じるとOFFになる仕組みで、実に分かりやすい作りです。一度Bluetoothのペアリングを行っておけば、キーボードを取り出して開くと即入力が可能になる便利さです。
充電式で十分長時間の利用が可能
キーボードは内蔵の充電式バッテリーで動作します。充電はマイクロUSBコネクタ経由で行い、最大で連続36時間のタイピングが行えます。マイクロUSBコネクタを使うことから、バッテリーを消耗してしまったときにはモバイルバッテリーで充電を行うことも可能でしょう。
価格も携帯が容易なBluetoothキーボードしてはお手軽な、税込み4,980円での販売になっています。
iOS機器を使われていて、ソフトキーボードでは入力効率や快適性に不満のある方は、購入を検討する価値が十分にあるキーボードと言えるでしょう。