iPhone 7のイヤフォンジャック省略が後を押した部分もあったのだと思いますが、今、イヤフォンのジャンルで一番注目を集めている製品は、間違いなくBluetoothの完全ワイヤレスイヤフォンだと思います。
ある程度音質やデザインにこだわった形の2万円前後の製品が多く世に出て、注目も集めていると思います。
そんな中でメジャーなメーカー取扱品としては、画期的にお手頃な製品がサンワサプライから登場しています。
今回は税込み7,000円で手に入るお手軽完全ワイヤレスイヤフォン、サンワサプライの「400-BTSH004」をご紹介します。
複数の意味での「買いやすさ」が一番の特徴
サンワサプライの完全ワイヤレスイヤフォン「400-BTSH004」最大の特徴は、やはりそのお値段のお手頃さになると思います。サンワサプライの直販サイト、サンワダイレクトでは税込み6,980円で販売されています。
このお手軽価格ながら、バッテリーとイヤーピースへの充電機能を備えたケースも付属しています。
価格の安さ実現のためにデザインやサイズ面はある程度犠牲になっている感がありますが、サイズ・重量が大きめとなったところをカバーして耳へのフィット感を確保するための配慮が行われています。
耳の内側に支持点を確保して、安定した装着感を実現するためのフックが設けられています。
もう一つこの製品はクラウドファンディングから生まれた製品ではありませんので、在庫さえあれば発注から数日程度で手元にやってきます。
その部分も「買いやすさ」の別の観点と言えるかもしれません。
スペックはやや控えめ
サンワサプライの400-BTSH004は、完全ワイヤレスイヤフォンとしては若干控えめなスペックとなっている部分があります。バッテリーでの駆動時間が通話・音楽再生ともに最大連続2.5時間と、他社製品よりも短めです
イヤーピースも大きめでその分重量も若干重めになっています。
充電機能付きケース側のバッテリも控えめのようで、ケースでイヤーピースに充電可能な回数は3回分となっています。
通話用のマイクは備えていて、きちんと通話用のヘッドセットとしての役目は果たせます。
またイヤーピースにスマートフォンのコントロール用のボタンは付いていますので、スマートフォン本体を取り出さなくても各種操作は可能です。
音質面は期待しすぎない方が良い?
完全ワイヤレスイヤフォンに必要な仕組みを色々と考えてみると、この機種のお値段では音質面で強いこだわりの作り込みはコスト的には少々厳しいものがあります。そのため本気で音楽を聞き込むためのイヤフォンとしては、期待しすぎない方が良いタイプの機種かもしれません。
その代わり価格面での入手のしやすさと、一般的な販売経路に乗っているという、入手面での安心感の高さがこの製品のメリットと言えるでしょう。
また、音質面で優れたコーデックのAACやaptXが採用されているかどうかがホームページでも明記されていません。音質にこだわるならばちょっと気になる部分ではあります。
左右独立しての利用も可
400-BTSH004は両方を利用してのステレオイヤフォンとしての使用方法だけではなく、片方だけを通話用のBluetoothヘッドセットとして利用する使い方もできます。また、1ピースずつを2人で利用して、1つの音楽をシェアして聴く、と言った利用方法も可能です。
利用方法の柔軟さには優れた製品と言えそうです。
まとめ
サンワサプライの完全ワイヤレスイヤフォン400-BTSH004は、価格面の安さと日本企業が窓口になって普通の販売経路で入手可能という、2つの入手のしやすさが特徴となる製品です。その分、犠牲になった部分もありますが、そこを割り引いても得られる「安心感」みたいなものは大きいと思います。
完全ワイヤレスイヤフォンは接続がBluetoothという制約がありますから、絶対的な音質には有線接続のイヤフォンよりも低い天井があります。
そういった部分も踏まえ、どこまでを製品に求めるのか、使う人それぞれが決めなければなりません。
この製品はそんな中での選択の幅を広げてくれる製品の一つと言えるでしょう。
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