新機軸のインタフェースTouch Bar搭載の2016年型MacBookPro

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先日、Apple社のノート型Macのフラッグシップモデル、MacBookProがリニューアルしました。



最大の話題となったのはファンクションキーが廃され、代わりに表示内容が自由にプログラム可能なタッチ式のインタフェース、「Touch Bar」が搭載されたことでしょう。



実は今までファンクションキーの代わりに何らかのタッチセンサー式デバイスを搭載したノートパソコンはいくつか世に出ていますが、どれも成功したとは言えずすぐに消えていきました。



そちらの観点からもTouch Barを採用したAppleの判断が注目を集めた部分もありそうです。



今回は2016年版MacBookProをご紹介します。


スペック

MacBookProにはディスプレイサイズが13型のものと15型のものがあります。基本的なスペックはある程度共通となっていますが、CPUと独立GPUに関しては15型のモデルの方が高性能な構成をとれるようになっています。



CPUにはインテルの第6世代Coreプロセッサを採用しています。15型モデルではクアッドコアCPUも選択可能な部分が大きなトピックになります。



本格的に重い処理を行う際に非常に大きな威力を発揮します。



また、このクアッドコアのプロセッサを選択可能にするために、CPUにはあえて第6世代のCoreプロセッサを選んでいるとも言えます。



デュアルコアプロセッサならば第7世代のCoreプロセッサが使えるようになっています。



ですが、第7世代でクアッドコアのCPUは2017年のリリース予定となっていますので、本当の意味での高性能が必要なケースもあるMacBookProでは、ラインアップにクアッドコアCPUを用意しない、という選択肢はなかったのでしょう。



13型モデルではGPUはCPUに統合されたものを使う仕様ですが、15型では外部により高性能のGPUを搭載しています。



その兼ね合いもあって、統合GPUのほうは性能が控えめなCPUが選択されているようです。



また、内蔵ストレージのSSDにはNVMe対応の超高速なものが採用されています。



モデルによっては注目のインタフェースTouch Barを搭載。また合わせて指紋認証が使えるTouch IDも搭載しています。



使い勝手の上で一番影響が出そうな部分として、周辺機器とのインタフェースがUSB Type-C形状の「Thunderbolt 3」のみに集約されたことがあげられそうです。



USB Type-Cで利用する際にもThunderboltとして利用する際にも、従来のUSB3.0といったインタフェースよりもずっと高速でのデータの転送が可能になりますが、既存の周辺機器を接続するには変換コネクタなどが必要になります。



その代わり将来性や、すべての機器、電源供給などを1つのコネクタ形状でまかなえる部分には大きなメリットがあると思われます。



今後、USBは徐々にType-C形状に集約されていくと思われますので、不便は少しずつ解消されていくでしょう。



クリエイティブ用途で利用するには、液晶の表示品質の向上も大きく効いてきそうです。ディスプレイの輝度、コントラスト、色域の広さが改善されています。



また、本体の薄型化・軽量化も進められており、15型モデルでも2kgを切る重量が実現されています。


Touch Barは今後のソフトの対応次第?

Touch Barもかなりの高解像度のディスプレイを使っていますが、縦方向の解像度は控えめでサイズも小さめに見えます。



このため使い方によっては表示される内容が小さくなりすぎて、表示内容が視認しにくいケースもあるようです。



Touch Barが従来のファンクションキーをタッチセンサーに置き換えただけのインタフェースとは決定的に違う部分は、表示内容やタッチした際の動作内容をアプリ開発者がほぼ自由にプログラム可能な部分でしょう。



Adobe社のPhotoshopがTouch Barを活用する形にバージョンアップしたことが発表されましたが、このようにアプリ側が積極的にTouch Barを活用する方向に動いてくれるかどうかが、このデバイスの評価を変えていくと思います。



デバイス自体としては、非常に色々な可能性を秘めたものではあるはずです。


キーボードは使う人を選ぶ可能性?

今のMacBookProのキーボードはかなり独特の機構とタッチ感となっているようで、キーストロークはかなり浅いもののようです。



クリエイティブな道具として考えるときには、今のパソコンとは切り離すことの出来ないものがキーボードだと思いますが、MacBookProではそのキーボードがかなり使う人により好みの分かれそうな作り込みになっています。



ですので本格的にMacBookProを使いこなすことを考えてらっしゃる方は、まず一度、キーボードの感触を確かめた方が良いかもしれません。


作り込みと性能に見合う価格

絶対的な価格で見るとMacBookProは、今のパソコンの相場で考えると非常に高価と言えるノートパソコンです。



ですが性能面ではかなり優秀で、ハードウェアとしての作り込みもAppleらしいこだわりの仕上がりとなっています。また、MacOSが使える、と言うこと自体が付加価値とも言えるでしょう。



加えて本来の使い方を考えれば、MacBookProはモバイルワークステーションと呼んだ方が良いタイプのコンピュータだと思います。



そういうとらえ方、使い途を考えるならば、けっして割高なマシンではないでしょう。

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